FAQサンプルを業種別に紹介!そのまま使える例文と作り方


- FAQに載せる質問が思いつかず、項目出しで止まっている
- ゼロから例文を書くのに時間がかかりすぎる
- 業種や社内向けに合った具体例が見つからない
FAQを作ろうとして、最初の「何を載せるか」で手が止まっていませんか。実際にFAQ作成で一番時間がかかるのは、文章を書く工程ではなく質問の項目出しです。この記事では、EC・SaaS・金融から社内向け、コールセンターまで、そのままコピーして使えるFAQサンプルを業種・用途別に紹介します。さらに、サンプルを自社の実情に合わせて直すコツもまとめました。手元の例文をベースに、最短ルートでFAQを公開しましょう。
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FAQ(よくある質問)とは|Q&Aとの違いとサンプルを使うメリット
FAQは、顧客や社員から繰り返し寄せられる質問と、その回答をまとめたものです。よく似たQ&Aとの違いを押さえると、どんな例文をそろえればいいかが見えてきます。ここでは両者の違いと、サンプルを使うメリットを整理します。
FAQとQ&Aの違いは?
FAQとQ&Aは混同されがちですが、対象とする質問の範囲が違います。FAQは「よく聞かれる質問」に絞り込み、ユーザーの自己解決を促すものです。一方のQ&Aは、想定される質問を網羅的に並べます。
たとえば「送料はいくらですか」のように問い合わせの多い質問だけを選ぶのがFAQ、細かな仕様まで一問一答でそろえるのがQ&Aです。サンプルを探すときも、まずは問い合わせ実績の多い質問から型を借りましょう。

▼FAQの定義や作り方をもう一段詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください
FAQサンプル(テンプレート)を使う3つのメリット
サンプルを土台にすると、FAQ作成は一気にラクになります。主なメリットは3つです。
- 作成時間を大きく短縮できる:回答をゼロから考えず、型に沿って埋めるだけで形になります。
- 回答の品質を均一にできる:書き方の順序が決まるため、担当者が変わっても粒度がぶれません。
- 項目の抜け漏れを防げる:業種ごとの定番質問をベースにすれば、載せ忘れに気づけます。
特に、初めてFAQを作る担当者ほどサンプルの効果は大きくなります。
【顧客向け】業種別FAQサンプル例文集
ここからは、そのまま使える顧客向けのFAQサンプルを業種別に紹介します。自社に近い業種の例文をベースに、表現や条件を差し替えて使ってください。回答はすべて結論を先に示す形でまとめています。
EC・通販サイトのFAQサンプル
EC・通販では「配送・決済・返品」への質問が中心です。
Q. | 注文してから何日くらいで届きますか? |
|---|---|
A. | 通常、ご注文から〇営業日以内に発送します。発送後にお送りするメールの追跡番号から、配送状況を確認できます。 |
Q. | 注文後にキャンセルできますか? |
|---|---|
A. | 発送前であれば、マイページの注文履歴からキャンセルできます。発送後は、一度お受け取りのうえ返品手続きをお願いします。 |
Q. | 返品・交換の条件を教えてください。 |
|---|---|
A. | 商品到着後〇日以内で、未使用・未開封の場合に対応します。お客様都合の返品は送料をご負担いただきます。 |
SaaS・ITサービスのFAQサンプル
SaaSでは、料金・設定・トラブル対応への質問が多く寄せられます。
Q. | 無料トライアルで全機能を使えますか? |
|---|---|
A. | はい、〇日間はすべての機能をお試しいただけます。期間終了後に自動で有料プランへ移行しません。 |
Q. | 料金プランの変更はできますか? |
|---|---|
A. | 管理画面の「契約情報」から変更できます。上位プランは即時、下位プランは次回更新日から適用されます。 |
Q. | ログインできないときはどうすればいいですか? |
|---|---|
A. | まずパスワードを再設定してください。解決しない場合は、サポート窓口へご連絡ください。 |
金融機関のFAQサンプル
金融では、手続きや本人確認に関する正確な案内が必要です。
Q. | 登録住所を変更したいです。 |
|---|---|
A. | インターネットバンキングまたはアプリの「お客様情報」から変更できます。郵送での手続きも可能です。 |
Q. | キャッシュカードはいつ届きますか? |
|---|---|
A. | 口座開設の手続き完了から、〇営業日ほどで発送します。 |
Q. | 暗証番号を忘れてしまいました。 |
|---|---|
A. | 本人確認のうえ、再設定の手続きをご案内します。お近くの窓口またはコールセンターへご連絡ください。 |
小売・飲食店のFAQサンプル
来店前の確認事項に関する質問が多い業種です。
Q. | 予約のキャンセルにキャンセル料はかかりますか? |
|---|---|
A. | 〇日前までは無料です。それ以降は料金の〇%を申し受けます。 |
Q. | アレルギー対応はできますか? |
|---|---|
A. | 一部メニューで対応しています。詳細は注文時にスタッフへお伝えください。 |
Q. | クレジットカードは使えますか? |
|---|---|
A. | VISA、Mastercard、JCBなど主要ブランドをご利用いただけます。 |
不動産・サービス業のFAQサンプル
契約条件や所要時間など、事前の不安を解消する質問が中心です。
Q. | 初期費用には何が含まれますか? |
|---|---|
A. | 敷金・礼金・仲介手数料・前家賃などが含まれます。物件により異なるため、担当へご確認ください。 |
Q. | 内見はできますか? |
|---|---|
A. | 事前予約制でご案内しています。ご希望の日時をお知らせください。 |
Q. | 施術(サービス)の所要時間はどのくらいですか? |
|---|---|
A. | メニューにより異なりますが、平均〇〜〇分が目安です。 |
▼問い合わせ削減につながるFAQサイトの設計・運用を知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください
【社内向け】部門別FAQサンプル例文集
社内向けFAQは、バックオフィス部門への問い合わせを減らす効果があります。人事・総務・情シスでよく聞かれる質問を、部門別にまとめました。回答先のマニュアルや窓口を明記するのがポイントです。
人事・労務のFAQサンプル
Q. | 有給休暇はいつまでに申請すればいいですか? |
|---|---|
A. | 取得希望日の〇営業日前までに、勤怠システムから申請してください。 |
Q. | 年末調整に必要な書類を教えてください。 |
|---|---|
A. | 保険料控除証明書などが必要です。詳細は社内ポータルの案内をご確認ください。 |
Q. | 副業をする際の届出は必要ですか? |
|---|---|
A. | 事前に直属の上長へ申請が必要です。承認を得てから開始してください。 |
総務・経理のFAQサンプル
Q. | 経費精算の締め日はいつですか? |
|---|---|
A. | 毎月〇日までに専用フォームへ入力し、領収書を添付してください。 |
Q. | 備品を注文したいときはどうすればいいですか? |
|---|---|
A. | 総務の申請フォームから依頼してください。担当が発注します。 |
Q. | 会議室の予約を変更したいです。 |
|---|---|
A. | 予約システムから変更・キャンセルができます。 |
情シス・ヘルプデスクのFAQサンプル
Q. | 社内Wi-Fiのパスワードを知りたいです。 |
|---|---|
A. | 社内ポータルのトップページに掲載しています。 |
Q. | 新しいソフトをインストールしたいです。 |
|---|---|
A. | 情報システム部の申請フォームから依頼してください。個人での導入は禁止しています。 |
Q. | PCの動作が重いときはどうすればいいですか? |
|---|---|
A. | 一度再起動してください。改善しない場合は、ヘルプデスクへご連絡ください。 |
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【コールセンター向け】FAQサンプルと対応手順の例文
コールセンター向けのFAQは、オペレーターが対応中に素早く確認できるよう、手順を簡潔にまとめます。判断に迷いやすい場面のサンプルを紹介します。
本人確認・個人情報変更の手順サンプル
Q. | 個人情報の変更依頼を受けたときの本人確認は? |
|---|---|
A. | 次の3点を確認し、すべて一致した場合のみ手続きに進みます。
一致しない場合は変更を受け付けず、再確認をお願いします。 |
クレーム・商品トラブル対応のサンプル
Q. | 「届いた商品が壊れていた」と連絡があったときは? |
|---|---|
A. | 次の順で対応します。
|
エスカレーション基準のサンプル
Q. | 上長へ交代すべきなのはどんなときですか? |
|---|---|
A. | 次の場合は、お客様にお待ちいただき速やかに上長へ交代します。
|
FAQサンプルを自社用に仕上げる書き方のコツ
サンプルはそのまま貼るだけでは、自社の状況に合いません。読者に「使われる」FAQにするための、書き直しのコツを3つ紹介します。
ポイント1:主語・条件・例外を自社の実情に置き換える

サンプルの「〇営業日」「〇%」といった箇所は、必ず自社の数値に直します。条件や例外も、自社のルールに合わせて書き換えましょう。
たとえば返品の例文なら、対応日数・対象商品・送料負担の3点を実態に合わせるだけで、すぐ使える回答になります。
ポイント2:結論を最初に書き、補足を後ろに回す

FAQを読む人は、答えを今すぐ知りたい状態です。「はい、〇日以内なら可能です」と先に結論を示し、条件や手順はその後に書きます。
前置きが長いと離脱の原因になります。一問一答で、まず答えから始めましょう。
ポイント3:専門用語を避け、検索される言葉を盛り込む

社内用語や業界用語は、利用者が使う言葉に言い換えます。「解約」「退会」「やめたい」のように、同じ意味の言葉を回答に入れておくと、検索でも見つかりやすくなります。
作成手順そのものをじっくり知りたい場合は、次の記事も参考になります。
▼FAQの具体的な作り方を順を追って知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください
FAQの充実が顧客体験(CX)向上につながる理由
FAQを整えることは、問い合わせを減らすだけでなく、顧客体験(CX)そのものを高めます。「知りたいことがすぐ分かる」状態は、それだけで満足度につながります。
- 疑問をその場で自己解決できる:探す手間なく答えにたどり着けると、顧客は「対応が早い会社」という印象を持ちます。
- 24時間いつでも答えが返ってくる:営業時間外の不安をなくし、機会損失を防げます。
さらに、FAQをチャットボットと組み合わせると、自己解決の精度はぐっと上がります。実際にAIチャットボットを導入したformrun(フォーム作成ツール)のCSチームでは、月間の問い合わせが5,000件から500件へ減りました。FAQの整備とチャットボット化は、CX向上と業務負担の軽減を同時に進める現実的な一手です。
▼FAQとチャットボットの違いや組み合わせ方を知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください
よくある質問

Q. | FAQは何問くらいから始めればいいですか? |
|---|---|
A. | まずは10〜20問程度で十分です。問い合わせの多い質問に絞って公開し、運用しながら増やすのが効率的です。最初から完璧を目指す必要はありません。 |
Q. | FAQとQ&Aはどう使い分ければいいですか? |
|---|---|
A. | よく聞かれる質問に絞って自己解決を促すならFAQ、細かな仕様まで網羅するならQ&Aが向きます。サイトのトップ近くにはFAQ、仕様ページにはQ&A、という置き分けが分かりやすいです。 |
Q. | 作ったFAQが使われないときはどうすればいいですか? |
|---|---|
A. | 設置場所と検索性を見直しましょう。トップやお問い合わせ前に導線を置き、別の言い方でも見つかるようキーワードを足します。閲覧数の少ない質問は、表現を直すか統合します。 |
まとめ
FAQ作成でつまずきやすいのは、文章よりも「何を載せるか」の項目出しです。本記事の業種別・用途別サンプルを土台にすれば、その工程を大きく短縮できます。
大切なのは、サンプルをそのまま貼るのではなく、主語・条件・例外を自社の実情に置き換えることです。結論を先に書き、検索される言葉を入れれば、利用者に使われるFAQに近づきます。
まずは問い合わせの多い10〜20問から作り始め、運用しながら育てていきましょう。整えたFAQをさらに活かすなら、FAQをチャットボットの資料としてアップロードすることで、より簡単に求めている情報にたどり着くことが出来ます!
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